ささやか自分録

還暦を過ぎて、時間と気持ちに余裕が出来ました。日々の何気ない出来事を記録に残せたらな良いなぁと思っています。

親愛なるおモー様

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おモー様とは、言わずと知れた、漫画家の萩尾望都氏の愛称です。


「少女漫画界の神」と崇められていますが、私も彼女の才能には心酔しています。


「トーマの心臓」「11人いる!」「スターレッド」「残酷な神が支配する」・・キリがないので、この辺で・・。


ちなみに「トーマの心臓」と、竹宮恵子氏の「風と木の詩」は、少年愛・寄宿舎学校などの背景が良く似ていますが、当時仲良しだった両者が、一緒に観た映画から、同じように感銘を受けたからのことなのでしょう。


両者はそれほど価値観が近かったという事なのでしょうけれど、「風と木の詩」がストレートな表現が多いのに対して、「トーマの心臓」は柔らかな薄絹を通して少年たちの世界を描いているような、そのような印象を個人的に受けます。(私はどちらかと言えば感受性に乏しい人間なので、また違ったご意見も大いにあると思います。)


あっ・・話がソレてしまいましたが・・・

個人的には「ポーの一族」が一番なつかしく感じる作品ですね。


(6年前に、松屋銀座で開催された「ポーの一族展」にも足を運びました!)


「ポーの一族」と出会ったのは、小学生の高学年の頃で、マンガ好きの友人が愛読していて、それに影響されたからでした。


余談ですが、その友人は実際に自分でもマンガ作品を創作していて、マンガというのはケント紙にGペンを使って描くということを彼女から教えてもらいました。


その、「ポーの一族」のシリーズの中でも、「メリーベルと銀のばら」が印象深く、当時の私を夢中にさせました。


物語の終盤で、バンパネラであるエドガーが

深夜、彼の妹であるメリーベルの部屋を訪れて、彼女を自分の世界へと連れてゆくのですが・・それを読んで、


ああ・・私も、エドガーに連れて行ってもらいたいと思ったものでした。

永遠の命とか若さが欲しかったのではなく、ただ、ここから逃げたかっただけなのです。


エドガーが迎えに来た時のために、毎晩、部屋の小窓を少しだけ開けて寝ていました。


おかしいですね。(笑)

漫画の世界のことなのに、物語と現実がまぜこぜになって、自分だけの世界に逃避していたんですね。


いつしか、窓は閉めて寝るようになりましたが・・。(防犯面からも、閉めとかないとね~)


兎にも角にも、萩尾望都氏の美しい作品は、私の暗~い少女期の逃げ場となり、光を与えてくれました。


今でも時々単行本を読み返したりしています。


徐々に画風が進化してくるのも、良いですね。

萩尾望都氏の絵は美しい。ただ、ひたすら美しい。

その絵を眺めているだけで、うっとりして、幸せな気分になれます。


私も少しだけ真似して、漫画(らくがき)を書いたりしましたが、萩尾望都氏の圧倒的な才能に前には、打ちひしがれてしまいます~。


今は、おモー様の作品を「大人買い」できるようになったので、とても幸せです。