親愛なるおモー様
おモー様とは、言わずと知れた、漫画家の萩尾望都氏の愛称です。
「少女漫画界の神」と崇められていますが、私も彼女の才能には心酔しています。
「トーマの心臓」「11人いる!」「スターレッド」「残酷な神が支配する」・・キリがないので、この辺で・・。
ちなみに「トーマの心臓」と、竹宮恵子氏の「風と木の詩」は、少年愛・寄宿舎学校などの背景が良く似ていますが、当時仲良しだった両者が、一緒に観た映画から、同じように感銘を受けたからのことなのでしょう。
両者はそれほど価値観が近かったという事なのでしょうけれど、「風と木の詩」がストレートな表現が多いのに対して、「トーマの心臓」は柔らかな薄絹を通して少年たちの世界を描いているような、そのような印象を個人的に受けます。(私はどちらかと言えば感受性に乏しい人間なので、また違ったご意見も大いにあると思います。)
あっ・・話がソレてしまいましたが・・・
個人的には「ポーの一族」が一番なつかしく感じる作品ですね。
(6年前に、松屋銀座で開催された「ポーの一族展」にも足を運びました!)

「ポーの一族」と出会ったのは、小学生の高学年の頃で、マンガ好きの友人が愛読していて、それに影響されたからでした。
余談ですが、その友人は実際に自分でもマンガ作品を創作していて、マンガというのはケント紙にGペンを使って描くということを彼女から教えてもらいました。
その、「ポーの一族」のシリーズの中でも、「メリーベルと銀のばら」が印象深く、当時の私を夢中にさせました。
物語の終盤で、バンパネラであるエドガーが
深夜、彼の妹であるメリーベルの部屋を訪れて、彼女を自分の世界へと連れてゆくのですが・・それを読んで、
ああ・・私も、エドガーに連れて行ってもらいたいと思ったものでした。
永遠の命とか若さが欲しかったのではなく、ただ、ここから逃げたかっただけなのです。
エドガーが迎えに来た時のために、毎晩、部屋の小窓を少しだけ開けて寝ていました。
おかしいですね。(笑)
漫画の世界のことなのに、物語と現実がまぜこぜになって、自分だけの世界に逃避していたんですね。
いつしか、窓は閉めて寝るようになりましたが・・。(防犯面からも、閉めとかないとね~)
兎にも角にも、萩尾望都氏の美しい作品は、私の暗~い少女期の逃げ場となり、光を与えてくれました。
今でも時々単行本を読み返したりしています。

徐々に画風が進化してくるのも、良いですね。
萩尾望都氏の絵は美しい。ただ、ひたすら美しい。
その絵を眺めているだけで、うっとりして、幸せな気分になれます。

私も少しだけ真似して、漫画(らくがき)を書いたりしましたが、萩尾望都氏の圧倒的な才能に前には、打ちひしがれてしまいます~。

今は、おモー様の作品を「大人買い」できるようになったので、とても幸せです。
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